鉄道構造物のBIM/CIMモデルと構造解析モデルのデータ連携

3次元モデルを活用した建設プロセス全体の効率化・高度化を図るBIM/CIMの取り組みが進んでいます。
一方で、鉄道構造物の設計実務では、2次元図面から設計者が手作業で、構造物の形状や配筋情報などを読み取り、構造解析データを作成しているのが現状です。
設計の現場において、3次元モデルを活用し、さらなる業務の効率化・高度化を図るためには、BIM/CIMモデルと構造解析モデルのデータ連携の仕組みが必要です。

設計での3次元モデル活用における現状と今後のビジョン

設計シーンにおける現状と今後のビジョン


データ連携ツールの概要

鉄道総合技術研究所と構造計画研究所は、鉄道構造物のBIM/CIMモデルと構造解析モデルのデータ連携に取り組んでいます。
このたび、BIM/CIMモデル(Revitモデル)と「鉄道構造物等の耐震性能照査プログラムDARS」のデータ連携ツール(構造解析用中間ファイル出力アドオン、DARSコンバーター)を開発しましたので無償トライアル版を公開します。


今回公開するもので実現できることのイメージ

データ連携ツールでできること

ダウンロードできるもの

  • データ連携ツール① 構造解析用中間ファイル出力アドオン トライアル版
  • データ連携ツール② DARSコンバーター トライアル版
  • サンプルRevitデータ(整形RCラーメン高架橋)
  • 関連ドキュメント(中間ファイル仕様、Revitモデル作成ガイドライン(案)、構造解析用中間ファイル出力アドオン仕様)

データ連携ツールトライアル版の仕様

  • 構造解析用中間ファイル出力アドオンは、Autodesk Revit 2021.1.3に対応しています。
  • 本プログラムは、サンプルRevitデータ(整形RCラーメン高架橋)を対象に作成および検証しています。サンプルRevitデータはダウンロードページからダウンロードできます。
  • 公開期間は2023年3月31日~2025年1月31日の予定です(公開終了日を2024年3月31日から延長しました)。
    ※トライアル版のダウンロードページは今後非公開とする場合があります。

開発・著作権

  • 本プログラムは公益財団法人鉄道総合技術研究所と株式会社構造計画研究所の共同研究開発です。
  • 本プログラムおよびマニュアルの著作権は、すべて公益財団法人鉄道総合技術研究所と株式会社構造計画研究所に帰属します。

使用上の注意

  • 本プログラムを使用するときは、貴社の業務に該当するかどうか十分のチェックを行った上でご使用下さい。
  • 本プログラムを使用したことによる貴社の金銭上の損害及び逸失利益または第三者からのいかなる請求についても当社はその責任を一切負いませんのであらかじめご了承下さい。

本プログラムをダウンロードする際は、利用規約を必ずお読みください。



鉄道構造物等の3次元耐震性能照査プログラム DARS

DARSは、鉄道構造物全体を3次元骨組構造としてモデル化し、非線形応答スペクトル法または時刻歴動的解析法により地震時の動的応答を算出し、線路方向、線路直角方向の損傷レベルを部材毎に求めるプログラムです。

※DARSは、公益財団法人鉄道総合技術研究所と株式会社構造計画研究所との共同開発によるものです。

トライアル版に対する技術サービスをお求めの方へ

技術的なサービスを有償でご提供します。技術サービスの内容や費用については下記までお問い合わせください。