About KKE
私たちについて
「2050年カーボンニュートラル」が持続可能な社会のための目標として掲げられる中、再生可能エネルギーである風力発電への期待は日に日に高まっています。
当社は国内トップクラスの実績を持つリーディングカンパニーとして、風力発電設備の設計・審査に関するお困りごとを徹底的にサポートいたします。
Overview
サービス概要-
01支持物の構造設計
過去15年以上、約150サイトでの設計・審査対応ノウハウを活かして、工事計画届の受理まできめ細やかにサポートいたします。
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02風況コンサルティング
計画の初期段階における事業性評価から、認証向けレポートの作成まで、風況に関する一連の業務に対応いたします。
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03新技術開発
建築・土木分野向けに様々な技術を有する当社では、風力発電設備の構造設計・風況評価以外にも多様なソリューションを提供しております。
Solutions
ソリューション01陸上・洋上風力発電設備の構造設計をサポートしてほしい
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陸上風力発電設備支持物
- 地盤の解析から審査対応まで一貫して支援する基礎設計
- 風車メーカーに対する日本基準でのタワー照査と補強提案、支持物の認証取得支援
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洋上風力発電設備支持物
- 公募用の概略設計から詳細設計・認証取得まで
- サイト波作成や液状化の検討等、地震・地盤の詳細検討
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新しい構造の検討
- 新しいコンセプトの風車基礎/タワーの実現可能性検討
- 粒子法による様々な形式の浮体風車の動揺解析・構造検討
02観測やレイアウトの検討、風況評価をサポートしてほしい
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風況観測支援
- 地形/風況を考慮した候補地の提案、現地調査の同行
- 観測事業者と連携した観測仕様の検討
- 認証を考慮した観測データの管理・整理
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発電量算定と最適な風車配置レイアウトの提案
- 各種損失や不確かさを考慮した発電量算定
- 独自エンジンにより発電量を最大化するレイアウト提案
- 造成計画等、条件変更に伴う迅速な対応
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認証取得支援
- 台風シミュレーションや季節風を考慮した通常条件/極値条件の評価・レポート作成
- 直近3年間の対応実績:23件
03風力関連ソリューション
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構造モニタリング
- 風車の予防保全、寿命延長、健全性の評価を見据え、お客様の要求・ご予算に合った形で加速度センサーやひずみセンサーによるモニタリングをご提案いたします。
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最適化ソリューション
- 風車や海底ケーブルの配置や輸送・据付など、風力発電所の開発に係る様々な“計画”の最適化を、オペレーションズ・リサーチ技術でご支援いたします。
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新技術開発
- 当社には地震や風、構造の専門家の他、通信・電波、社会工学に至るまで、様々な工学の専門家が在籍しております。
Achievements
実績※当社が基礎設計/タワー照査業務で携わった、当社業務が完了済みプロジェクトの総容量数(2023年11月現在)
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陸上風力
基礎設計 124件 タワー照査 88件 -
洋上風力
基本検討(FS) 51件 -
風況解析
実施件数 44件 -
審査対応
プロジェクト数 123件
※2023年11月時点
FAQ
よくある質問-
Q.陸上風力の基礎設計にかかる工程はどの程度ですか?
A. 設計に必要な条件が揃ってから、1機種の風車タワーに対し1形式の基礎で、約5~6か月をいただいています。(基数や地盤条件によって前後します。)その後は審査スケジュール等を加味して協議しながら進めることになります。
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Q.設計に必要な条件はどのようなものがありますか?
A. 概ね以下のようなものになります。
- 対象とする風車及びタワー諸元情報(高さやRNA重量やタワー径厚等)
- 建設予定地の地盤情報(地盤調査報告書)
- 風、波浪、地震等の外力情報
詳細はお問い合せいただければと思います。
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Q.設計に必要な外力は算定可能でしょうか?
A. 外力については、大きく下記の3項目になりますが、いずれも対応が可能です。
- 風荷重評価サイトに作用する風速算定をCFDにより算定します。風速から風車基部での荷重値はタワーメーカーからの提供が一般的です。
- 波荷重評価サイト海象条件(潮位、水深等)、(測定実施があれば)観測記録等から、設計に必要な有義波高、周期などを算定します。また津波についても別途シミュレーション等で検討する事も可能です。
- 地震動評価 告示波の作成から、洋上では考慮する必要があるサイトスペシフィック地震動の作成も可能です。
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Q.地盤調査項目として何が必要になりますか?
A. 地盤調査としては、標準貫入試験やコーン貫入試験、PS検層、供試体の各種室内試験が必要です。設計として用いるものは、地盤の層構成、層厚、密度、N値、S波速度、P波速度、粘着力や摩擦係数等が必要になります。液状化については、地下水位が高く砂質土層で占められた軟弱地盤、海岸に近い位置などで発生する可能性が高く、その場合には、追加で液状化試験を実施する必要があります。
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Q.液状化が懸念される場合には、どのように設計へ反映するのでしょうか?
A. まず地盤調査会社にて液状化の可能性の有無を判定していただく事が前提になります。その上で液状化の程度に応じてβ低減や、より詳細な手法である有効応力解析による検討を行い、設計に反映します。
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Q.陸上風車、洋上風車の場合の基礎形式はどのように決定するのでしょうか?
A. 基礎形式はお客様でまずは選定いただくことになりますが、ご相談いただくことも可能です。陸上風車の場合、地盤が表層付近まで良好である場合には直接基礎を、軟弱である場合には杭基礎形式を選定することが一般的です。
洋上風車の場合、水深が浅い範囲では、重力式やモノパイル基礎を、水深が深い範囲ではジャケット形式が多くなります。ただし、陸上と同様に、支持する地盤やタワーの組み合せで一概に決められないことも多いため、設計者としての意見をお伝えしつつ、協議の上最終決定していきます。 -
Q.「風力発電設備支持物構造設計指針」や「洋上風力発電設備に関する技術基準の統一的解説」に記載の設計方法以外に、最良と思われる方法や検証等をお願いすることは可能でしょうか?
A. 建築分野では超高層等の多種多様の建築構造物の設計、エネルギー分野では火力、水力、原子力等の地盤、構造物を含めた解析実績が多数ございます。風車関連であれば、洋上観測鉄塔の評価や、重量を最小に抑える部材の最適化検討等、一般的な基礎設計以外も携わっております。
何らかの形でお手伝いは出来るかと思いますので、ご遠慮無くご相談ください。