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能登半島地震の被害の可視化(その4)
はじめに 前回は能登半島地震による震度分布を確認しました。今回は揺れが強い地域は土砂災害範囲と対応しているか、という観点で比較をしてみようと思います。 ツールは引き続きQGISを使用し、背景地図には地 ...
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能登半島地震の被害の可視化(その3)
はじめに 前回は、地震発生以前に想定されていた土砂災害危険区域をQGIS上に表示し、能登半島地震による土砂災害範囲と比較してみました。 今回は、能登半島地震による地震動を確認してみます。 ツールは引き ...
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能登半島地震の被害の可視化(その2)
はじめに 前回は、能登半島地震による土砂災害の範囲をQGISを使って確認しました。 今回は、地震発生以前に想定されていた土砂災害警戒区域に着目します。 ツールは引き続きQGISを使用し、背景地図には地 ...
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能登半島地震の被害の可視化(その1)
はじめに 年初(2024年1月1日)に石川県能登地方においてMj7.6の地震(能登半島地震)が発生しました。この地震で犠牲になられた方々に謹んでお悔やみを申し上げます。また、被災された方々に心よりお見 ...
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数値積分法の安定性検討(Newmark-β法)
数値解析による応答評価においては、安定性と精度の二つの観点から結果を評価することが重要である。このうち前者(安定性)においては、数値積分の条件設定に留意することでこれを解決することができる。 例えば、 ...
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杭体の非線形性を考慮した群杭フレームモデルの解析手法に関する考察
はじめに ※本記事は、2021年度日本建築学会大会(東海)へ投稿された論文の再構成となります。 2019年度に改定された建築基礎構造設計指針1)では、杭の水平抵抗に関する評価について、各杭の変形性能の ...
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地震観測記録とシミュレーション結果の比較~その1~
1. はじめに KKEは東京都中野区に建つ事務所ビル(KKE本所新館)に地震計を設置しており、20年以上にわたり地震観測を行ってきました。 本報では、観測してきた地震動の中で大きな地震動を選び、観測と ...
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Dynamic Improve Analysis System(DIAS)を用いた制振構造の効率的な検討
1. はじめに 制振構造のダンパーの設計について、目標性能(最大層間変形角、エネルギー吸収量、付加減衰など)を満足させるダンパー基数、種類、容量については構造設計者がいつも悩む事項です。近年のコンピュ ...
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並列有限要素法を用いた長野県神城断層地震を 対象とする断層変位シミュレーション解析
近年地中構造物等の地震時健全性評価などの観点から,地震時における断層の変位量の評価が求められている.断層の変位は震源断層の破壊から引き起こされるものであり,有限差分法や有限要素法などを用いた検討が行 ...
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確率論的地震ハザード解析(その1)
2020/08/11 -地震
はじめに 「首都圏にて今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率は80%以上」最近メディアでこんな言葉をよく耳にします。 このような「ある地点で特定の期間内にある地震動強さ以上になる確率」は、 ...