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超高層建物の施工段階解析
なぜ施工段階解析が必要か 近年、超高層建築物はさらに高層化を続けています。本記事を書いている段階では、地上390mの超高層ビルが計画されています。超高層建築物は高さ60mを超える建物のことを言いますが ...
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構造BIM(ST-BRIDGE)の課題を解決する3つの技術
構造BIMに関する課題 BIM(Building Information Model)の普及は急速に進んできています。一方で、一貫構造計算プログラムが中心となっている日本の構造設計において構造データの ...
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杭体の非線形性を考慮した群杭フレームモデルの解析手法に関する考察
はじめに ※本記事は、2021年度日本建築学会大会(東海)へ投稿された論文の再構成となります。 2019年度に改定された建築基礎構造設計指針1)では、杭の水平抵抗に関する評価について、各杭の変形性能の ...
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地震観測記録とシミュレーション結果の比較~その1~
1. はじめに KKEは東京都中野区に建つ事務所ビル(KKE本所新館)に地震計を設置しており、20年以上にわたり地震観測を行ってきました。 本報では、観測してきた地震動の中で大きな地震動を選び、観測と ...
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【スマホ対応】いつでもどこでもCMQを計算できるWebアプリ「AnyCMQ」を作りました。
CMQの公式が思い出せない 建築構造計算に関わっていると、ちょっとしたところでCMoQの計算が登場してきます。私は恥ずかしながらいつも思い出せずに公式集を引っ張り出したりWebで調べたりしていました。 ...
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防災・減災エンジニアのリモートワーク活用
リモートワークしてますか? 現在もまさに緊急事態宣言中ですが、今年は新型コロナウィルスの影響により、働き方を大きく変えざるを得なかった方が多いかと思います。 私達や私達のお付き合いしているお客様も例外 ...
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Dynamic Improve Analysis System(DIAS)を用いた制振構造の効率的な検討
1. はじめに 制振構造のダンパーの設計について、目標性能(最大層間変形角、エネルギー吸収量、付加減衰など)を満足させるダンパー基数、種類、容量については構造設計者がいつも悩む事項です。近年のコンピュ ...
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台湾ブラインド解析コンテストに参加してきました
2020/06/05 -建築
昨年、成功大学(台湾)と弊社のRESPチーム若手メンバーが共同で、台湾の國家地震工程研究中心(NCREE)が主催したブラインド解析コンテスト(Blind Analysis Cont ...
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構造解析における単位系の整合性
一般的に汎用FEMソフトウェアではユーザー側で整合の取れた単位系を用いてデータ入力する必要があります。熟練者であれば正しい単位系の組合せが頭に入っていると思いますが、「この単位系だと質量は\(ton\ ...
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斜材の挿入によるフレームの強度向上
1.はじめに 構造物の耐震性能を向上させるための大きな考え方として、耐震、制振、免震の3つが知られている。それぞれの言葉の意味するところは次の通りである。耐震:地震力に抵抗するため、斜材の挿入などに ...